“神様だって、
どうしてあんな遠くにいるの?
本当に私たちを
救ってくださるのなら、どうして
目の前にいらっしゃらないの?”
ある小説の一節が
ずっと頭に浮かんでいた。
秀吉ら時の為政者の
異教徒弾圧の理由については
諸説読んだことがあり、
歴史は片方の視点のみで
語るべきではない、と思う。
(もちろん映画や本なんかの
フィクションは
ある程度仕方ないのだけど)
けれど決して豊かとは言えない
生活の中で信仰にすがった
罪なき人々が、ああも無残に
殺されねばならないというのは
いつだろうとどこでだろうと
悲しく、愚かな間違いである。