Ryo

沈黙ーサイレンスーのRyoのレビュー・感想・評価

沈黙ーサイレンスー(2015年製作の映画)
3.7
俺の大好き小松菜奈がででるのに一番驚いた。
1600年代隠れキリシタンが差別され弾圧された長崎の実話を、なんとあのマーティンスコセッシが映像化。
アメイジングスパイダーマンのアンドリューガーフィールドが主役なのにも驚いた。この映画は全編においてbpmがない。波の音、虫の声、風のささやき、自然の音のみで構成されている。でも十分見れるそれがすごい。
私は無宗教なのでそこまでこの話に共感できなかったけど、スコセッシがもし私だとしたら、日本人の監督がイスラム教についての映画を全世界に発信するくらいの勇気と根性のいるであろう映画だと言うことだ。つまり、スコセッシ監督は、仏教、キリスト教のことをかなり勉強されている。デニーロとジョーペシのマフィアの知的なドンパチは見受けられず、全く新しい、ジャパニーズハリウッドのサイレンス。これは全く新しい映画の試みである。
ヘドロまみれの顔の小松菜奈を見てもすぐに本人だと分かった私は病気。小松菜奈をやたらと映してたから、小松菜奈はスコセッシのお気に入りだったのかも知らない。
全編ほとんど日本人俳優が英語を話しているのも称賛したい。窪塚洋介の英語も聞きやすい。
浅野忠信の英語が段違いでうまい。発音、リンキンワード素晴らしい。どのくらい英語を勉強したのだろうか。小松菜奈も発音がいいから呼ばれたのだろうか。スコセッシ監督のハリウッド映画に呼ばれるなんてさすが小松菜奈!!
アダムドライバーはマリッジストーリーのが好きかな。

まあまあ長い映画やし、内容も実話で重いし、いろんな文化、宗教、歴史を受け入れる覚悟がいる作品。でもキリシタン、仏教徒、日本人、いや全世界の人は特に目を背けてはならない作品。
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