南十字星

レクイエム 最後の銃弾の南十字星のレビュー・感想・評価

レクイエム 最後の銃弾(2013年製作の映画)
4.0
暑い、いやいや、熱いんです。

張家輝、劉青雲、古天樂主演の香港ノワールということで、観ない選択肢がありません。

ジャケットにもある通り、「インファナル・アフェア」と「男たちの挽歌」の雰囲気がある映画です。潜入捜査官、裏切り、友情、屋上でのシーン、ガンアクション、セリフ等々、両作品の影響が感じられます。あと、劉青雲が出てるせいか「眞心英雄」の香りもしました。(ちなみに警官四人組の一人はインファナル・アフェアでも警官役してます)

物語の筋が少し甘いと感じたり、「そりゃないやろ」的なところもありましたが、そこは男臭さでカバー。男同士の絆と友情があればいいんです。
張家輝がマフィアになったかと思えば…的な展開には驚きました。あと、張家輝の善人の顔と悪人の顔の使い分けが非常に素晴らしい。

香港ノワール好きにはたまらん作品かと思います。
南十字星

南十字星