マダム・マロリーと魔法のスパイスのyumimomyのレビュー・感想・評価

衝突と融合
お店を隔てるたった30メートルの距離がなくなるまでの
長い旅の物語。

とても美味しそうな料理がたくさん出てくるのだけど、
冒頭で主人公ハッサンのママが作っているスープとウニがいちばん官能的で美味しそう。

食べる、というのはとても官能的な行為なんだ、と「ショコラ」の時も感じた。

ハッサンのママが教えてくれたことが料理の本質で根っこの部分なんだと思う。

フランス郊外の町並みや市場の美しさにも胸おどります。