もりのはこ

愛と闇の物語のもりのはこのレビュー・感想・評価

愛と闇の物語(2015年製作の映画)
4.0
イスラエルやユダヤ人という広いくくりではなく、主人公やその周囲人の生活を通して、ヘブライ語や伝道師ラビを知ることとなった。

『私は正しい』と『貴方は間違っている』は必ずしもイコールではない。
対比を続ける限り、愛と闇は離ればなれのまま。共存や共有を望む声すらも、ひとつひとつの塊として対比される。たくさんの声が渦巻く中で、正しさよりも思いやりを形にすることはとても難しい。