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パパが遺した物語のRのレビュー・感想・評価

パパが遺した物語(2015年製作の映画)
3.4
自宅テレビで友人1人と鑑賞。


1989年、自動車事故を起こし、妻を亡くした小説家のジェイク(ラッセル・クロウ「グラディエーター」)は最愛の娘ケイティ(カイリー・ロジャース)に「ずっと一緒だ。」と約束をする。
25年後、悲しい過去の経験から他人を愛せなくなってしまったケイティ(アマンダ・セイフライド「マンマ・ミーア!」)は作家志望のキャメロン(アーロン・ポール「エクソダス 神と王」)と恋に落ち、その中で自身の悲しみと向き合っていく。

DVDにて。

監督は「スマイル・アゲイン」のガブリエレ・ムッチーノ。

というわけで感動路線なわけだが、そこは主演がラッセル・クロウ!演技で見せる見せる。

設定としては過去にヒット作を出した小説家でファンも多いのだが、事故後は不幸が押し寄せる。

なんせ、事故の後遺症と妻を失ったことで鬱症状が発症して、慢性的な痙攣が出てしまう。

これが、まぁ可哀想。急に発症するので、これがクロウの演技と相まって、やりきれない感情を受けた。

おまけに金も底をついて、家は差し押さえ、愛する娘のケイティは義姉夫婦にとられそうになる(養子として)。

でも、そんな中でも挫けず娘のために奮闘するクロウ演じるジェイクの様は涙を誘う。

それと同時進行で25年後の現在パートとして、アマンダ演じる今のケイティのシーンが入ってくるわけなんだけど、他人を愛せないことによるSEX依存による苦悩が描かれこっちも重め。

そんなズタボロな毎日の中で運命の恋人キャメロンと出会い…。

現在と過去、それぞれクロウとアマンダが演じるジェイクとケイティが主観になってストーリーが進行していくわけで、重い内容ながら、親子の絆を丁寧に描いていって、すごく興味深く観れた…終盤まで。

ただ、最後の最後で物語の着地が
イマイチ決まらなかった印象。

あと、ケイティの恋人のキャメロンが圧倒的に華がない笑!!なんかそれまでのケイティとヤりたがる男の1人に見えた。だからか、現在パートのケイティにも感情移入できず、最後も「へー」ってなっちゃったのかな。

折角、過去パートが上手く決まったのに、それが現在パートに最後生きてこない。

過去パートの描きこみは良かったのに、残念。
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