囚人13号

ドクターTの5000本の指の囚人13号のレビュー・感想・評価

ドクターTの5000本の指(1953年製作の映画)
3.5
これはウワサ通りというか(笑)まずファミリー映画というより、カルトファンタジーという造語ジャンルが一番しっくりきます。
極端なピアノ嫌いの少年が見る悪夢。最大の敵である先生が大ボス、練習を強要してくる母親が(洗脳された)仲間という設定で、強要や重圧で歪んだ世界は変すぎてチビりそう。

ピアノを弾く指だらけの幾何学世界が前衛的、誇張されたメトロポリスはポール・グリモーの『やぶにらみの暴君』からインスピレーションを得ているという考えは我ながらは無料があるけど、ステファン・ヒーレンバーグあたりは絶対この映画の好きだろうしモロに影響受けてる。
囚人13号

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