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チャイルド44 森に消えた子供たちのTassuのネタバレレビュー・内容・結末

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このレビューはネタバレを含みます

傑作ではないし、明るく楽しい作品でもないけれど、後味は良く、色々と考えさせられる作品。

旧監視社会における恐怖政治や悪習のパターン。
またそのような状況下において人々が陥る基本的な心理状態。
戦争のもたらす影のひとつである「孤児」に関する視点。
そして…1つの愛と家族が形成されてゆくまでの軌跡。


ちなみに…
本作に「1.0」の評価を下し、レビューにて
「心が離れていた夫婦だが妻の妊娠が発覚して・・・とかいう安易な展開のわりに、妊婦設定が生かされてない。貨車から飛び降りる?妊婦が・・・」
などと記してらっしゃる方がいらっしゃいますけれども、劇中の台詞にて「これ以上ないくらいはっきりと説明されている内容すら理解することが出来ないのか・・・」と、読んでいて(そのあまりの理解力の低さに)恐怖を感じました…(主人公の妻の「妊娠」の件は安易な展開どころか本作のストーリーの「重要なキー」のひとつですし、夫婦設定もきちんと生かされています)
※もし『理解力がチャイルド以下10000000 森に消えた大人たち』という、ア〇な大人達が延々とシュールな方法で惨〇され続け、しかし犯人は捕まらないという内容の映画があったなら、めっちゃ観たいな。
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