るい

映画ドラえもん のび太の宇宙英雄記(スペースヒーローズ)のるいのレビュー・感想・評価

3.5
今日はショートはお休みで
こっちを進めよう
新作公開前までにっていうか新作公開しちゃったけど「ドラえもん」ガチ勢がレビューする
「わさドラ」の魅力マラソン その11
今作通算では35作目、第二期では10作目にあたる作品
ドラえもん映画35作記念の作品
「のび太のひみつ道具博物館」以来の
完全オリジナル作品
監督は過去作のドラえもんや忍たま乱太郎で
原画や動画を担当していた経緯があり
この頃のドラえもんのチーフプロデューサーをしていた「大杉宜弘」氏
脚本は引き続き「清水東」氏
話は
空き地で、あやとりを披露し小さな子達から
尊敬の眼差しを受けていたのび太は
それを見かけたスネ夫とジャイアンにバカにされていた
そんなで見たいテレビが始まると切り上げて慌てて家に帰る
その番組とは「ミラクル銀河防衛隊」🤣
そんなヒーローに憧れを抱いていた、のび太は急に
自分でヒーロー映画を作れば良いんだ
と思い立ち
しずかちゃん、ジャイアン、スネ夫の家を片っ端から訪問すると、3人共、裏山にいると聞き、のび太は向かう
そんな3人はヒーロー映画を撮影していた
のび太が入るとめちゃくちゃになるから
あえて仲間はずれにしていたが
しずかちゃんの説得でのび太も仲間に入ることに
だが案の定、宇宙怪獣役をやらされ
ジャイアンにメタメタにされ
ドラえもんに泣き縋る
スネ夫にギャフンと言わせたいというのび太はドラえもんを連れて再び裏山へ
そこでドラえもんは
「グレードアップライト」というひみつ道具を使い、ヒーロースーツを本物使用にグレードアップさせ
更に「映画監督ロボ」通称バーガー監督も用意する
この道具は気難しいが
どんな映画が撮りたいか構想を言えば
それに応じて必要なセットや道具を用意してくれるという
そんなでみんなはヒーロー映画を作っていた

それを目の当たりにしていた存在が1人いた、
それは宇宙人で、宇宙海賊に母星を乗っ取られて、助けを求めて地球に不時着していた
しかしそれをバーガー監督の演出だと勘違いした一行はホイホイついて行き
ポックル星人の「アロン」の話を聞き入れ
ポックル星へ向かうのだった
今回は誰もが夢見るヒーローをテーマにした
娯楽作
単純に
本物のヒーローとは正義とはという疑問に問いかける作品
アロンが話すように
真のヒーローとは
テレビのような憧れの存在になりきるよりも
星の人達の何気ない笑顔を全力を尽くして守るそんな存在であると
やはりこの定義が素晴らしいなって普通に思った
のび太達は本当は特殊能力なんか無い
でも星を守りたいという強い思いがあればどんな敵にも負けない
この説教くささが逆に良いなって思えた
ある意味それってのび太らしさでもある
星を救う究極のお節介
意外に今回の敵がドラえもんっぽくないけど魅力的で
首領のイカーロスを始め
リーダーのインチキ詐欺師「ハイド」(声が爆笑の田中裕二)
紅一点のアメーバ女「メーバ」(観月ありさ)
怪力の毛むくじゃら「オーゴン」
と個性的
後半はハラハラしたな
今回藤子作品からのゲストとというか
元になったネタは
作品の全体的には
「ミラ・クル・1」という先生がコロコロコミックにかつて短期連載していた作品で
ポックル星人のデザインは
こちらも先生の作品の「チンプイ」のチンプイからと勘違いしてる人が多いが
実のところは
てんとう虫コミックス「ドラえもん+(プラス)」第5巻10項および
「藤子F不二雄大全集」17巻収録の
「流れ星ゆうどうがさ」に登場する宇宙人がモデルだという(調べた)🤣🤣
また一つ学んだな🤣
るい

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