のん

不屈の男 アンブロークンののんのレビュー・感想・評価

不屈の男 アンブロークン(2014年製作の映画)
3.6
オリンピック選手の青年が戦争で戦闘機が不時着し、何十日にも渡る漂流の末に、日本兵に捕まり、捕虜としての生活を送る話。実話を元にしたお話だそうで。

最初の空中戦と過去を織り交ぜた構成が良くて、全体への期待が高まった。そして一転しての凄まじい漂流記。さらにまた一転して漂流をも超える酷い捕虜生活。それぞれにボリュームがあり見応えがあった。

しかしやはり渡辺伍長の酷い虐待は見ていて苦しいものがある。捕虜に対して酷い扱いをする日本人。決して鵜呑みにするわけではないけど、このような現実があったということを知っておくべきだと思う。

最後の後日談で彼が走っているシーンは思わず涙が出そうになった。
また、渡辺伍長を演じた雅さんの三白眼が、正気じゃない感じを際立たせていて良かった。

2016-038
のん

のん