親分

不屈の男 アンブロークンの親分のレビュー・感想・評価

不屈の男 アンブロークン(2014年製作の映画)
4.5
自宅シアター

反日映画ではないけど、コレ観た外国人 反日になるよな。
日本兵だけじゃなく 実際の戦時下では ドコの国も似たりよったりのことをしていたと思う。
むしろ 映画としては写すことができない コレ以上のことだってあったはずだ。

『ひどいことするよな〜』と思っているのは 平和な時代に生まれ育った世代だからだ。

しかし そぉは言いつつも 虐待シーンでは 目を背けてしまったし 渡辺軍曹には胸糞が悪くなるほど辟易とした。
しかも あとで調べてわかったことだが 渡辺軍曹は戦犯なのに裁きを受けることなく逃げ回っていたらしい。
実に国辱とも言えるヤツだな。

それに対してルイは まさにアンブロークンな男だな。
PTSDに苦しみながらも 最後には "許す''
その”許す”は 何を許したのか?
渡辺軍曹だけか?
いや、違うよな。
そるは 戦争を始めた祖国のことでもあり 戦争という止むを得ない状況ではあったが 敵兵を殺してしまったり 仲間を救えなかった自分をも許したんだろーな。
そして 許すことらで 自分自身にも勝ったんだろーな。

そして 最後には夢であった 日本にオリンピックとして参加することを叶えた。
80歳にして 聖火ランナーとして。


なかなか泣かせていただきました。
情けない話ではあるが、そんな話は ちっとも知りませんでした。

オレもアンブロークンで生きていくぜ!
と 思わせてくれる映画でした。
親分

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