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不屈の男 アンブロークンのtonuのレビュー・感想・評価

不屈の男 アンブロークン(2014年製作の映画)
3.4
Blu-ray Dolby atmosで見ました。

画質音質ともに良いです。
戦闘シーンや情報を飛行機が飛ぶシーン、爆撃のシーン等アトモスが生かされるシーンが多く、BD化の時にアトモス収録になったのも納得です。

日本人としては非常に複雑な心境になる映画でした。
当初のゼロ戦との戦闘は、人が描かれているアメリカ側に感情移入しちゃいましたが、大森や直江津のシーンは非常に複雑でした。
映画なので、本来事実とどう違うか等は考える必要は無いかとも思いますが、本当の事、嘘の事、描きたいこと、描いてはいけないことなどが入り混じっている気がして、その事が常に頭をよぎってました。
東京裁判でのゴボウの話も頭をよぎりました。(事実かどうかは怪しいですが、立場によって物の見方は変わると言う意味では、的を得てるかと思います)

日本の再現度はそれなりに良かったですが、建物が謎な形でした。

渡辺伍長を演じたMIYABIですが、海外の人かと思ったら日本人のアーティストだったんですね。インタビュー記事を見ていろいろ考えた末の出演だったことを知りました。イメージ的にはもう少しごつい感じの人の方がしっくりはきたと思います。

全体として伝えたいことは解るけれども、もう少し凝縮しても良かったのではないかと思います。

色んな意味で心に残りますが、重いと言う意味であまりお勧めする感じでは無いです。
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