ピッコロ

ドラゴンボールZ 復活の「F」のピッコロのレビュー・感想・評価

3.8
ヒーローは遅れてやってくる!

これにて全19作品コンプリート完了。
ただ、ドラえもんと違って達成感はあんまりないし、寂しさもほとんどない。なぜなら、悟空さは、小さい頃からずっとそばにいるから。
常にそこにいる存在だから、お別れとかそんな感情はまったくない。
自分の中で、デカすぎる存在。それは、これからも変わらない。

さて、ドラゴンボール祭り最後の作品。
ついに、悪の帝王が復活します。
二の腕がpink、pink、pink。頭の中がsick、sick、sick。
戦闘力53万の宇宙の帝王、フリーザさん。

長い少年ジャンプの歴史に、魅力的なボスキャラがたくさんいる。
ラオウ、戸愚呂、志々雄、DIO、フリーザ。
ジャンプ黄金期を支えた、裏の主人公達。
悪役が魅力であるほど作品が輝く。

そんなフリーザさん、復讐するためには戦闘力が足りないことに気づき急遽修行することに。人生で初めての経験だそうで。
映画の本編では、まったく描かれてないけどフリーザさんの修行観てみたい。

フリーザさんの亀マーク探し、フリーザさんの牛乳配達、フリーザさん亀の甲羅を背負って力仕事、フリーザさん「ぼぶとまーがれっと」を読書する。
色々苦労したみたいで戦闘力130万に。
あれっ、そんなに強くないぞ。笑
通常時で130万なら、強いのか?
でも、ご安心を。金ピカに光輝く最高の変身を魅せてくれます。

今作、鳥山先生の今のところの最後の連載作「銀河パトロールジャコ」を読んでないと意味不明な箇所が存在する。当たり前のように登場するジャコだけど、本作が初登場。知らない人は誰これ?ってなるに違いない。
あとは、ブルマに姉がいる事。これも読んでないと分からない。
前作でもベジータの弟の存在が出てきたりと、原作しか知らない人が混乱する不親切な設定は、あんまり好きじゃない。

そして、戦いはいよいよ神の次元に。
スーパーサイヤ人の更に上、スーパーサイヤ人ゴッドスーパーサイヤ人。
名前が長いので、今ではスーパーサイヤ人ブルーと呼ばれています。
神の次元は、戦闘力が表面化されないため、気を捉えることが出来ないみたい。なのに、フリーザさん、戦闘力130万で喜んじゃって可愛いなぁ。

改めて観直して観ると結構伏線が張ってあることに気づく。
特にウィスとの修行シーンで、話すそれぞれの弱点と課題。
次の次元に行くために、悟空さの物語は続いていく。

バイバイ、ドラゴンワールド。

次回予告「ドラゴンボール超ブロリー」
いよいよ、来週公開。
オラ、ワクワクしてきたぞ。
ピッコロ

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