1926年NY生まれの無名の写真家ヴィヴィアン・マイヤー。彼女が残した写真をオークションで偶然発見した写真素人の青年が、執念とも言える粘り強い調査と取材でその出自や人物像を明らかにしていく。
乳母として他人の子供の面倒を見ることで生計を立てていた彼女がなぜ写真を?見つかった大量のドキュメントの中には偽名や、意図的にスペルを変えた記名が。そして得られる関係者の証言の数々。
とにかくヴィヴィアン・マイヤーについて気になって気になって仕方がなくなる。ここまでやる青年もかなりクレイジーだけど、気持ちはとっても分かる。事実は小説よりも奇なり。人の人生はそれぞれドラマだ。