きぬきぬ

螺旋銀河のきぬきぬのレビュー・感想・評価

螺旋銀河(2014年製作の映画)
3.4
一見対照的な二人の女性が、姉妹のように重なり合うまでの感情の密かな揺れ。それは恋のようでもある。
思春期から抜け出せていないような女性たちは痛々しく、残酷でもあるけど、孤独な心の拠り所を見つけようとしている。ラジオドラマのシナリオとして告白され吐露される心の真実。一方通行のように思えた気持ちは螺旋を描き繋がる。
深夜のコインランドリーの居心地良さげなこと。そこは彼女たちが辿り着いた惑星で、銀河のような夜の駅や街の撮影も印象的。
きぬきぬ

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