冒頭は、
「芋を湯がいて食べたい」って話。
芋を火を通さずに食べるとお腹壊すから
ちゃんと湯がかなきゃいけない。
フィリピンのジャングルの中、
餓死寸前であってもお腹壊したらそれはそれで苦しいから
芋を持ってても食えない。
犬のフンみたいなサイズの芋でも大事に持って、ひたすらに火を探す。
(火を起こす技術もない、教えられていないまま戦地に送られていることの示唆)
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ちょっとほのぼのしたスタートだなぁなんて思ってました。
こちとら『沖縄決戦』も『プライベート・ライアン』も『ハクソー・リッジ』
も観てるんだから
そこそこのゴア描写は耐性ありますよ。
などと思っておりました。。。
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もう戻れない。。。
『野火』を観る前の自分には。。
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俺に弾が当たってないのが不思議なくらいの銃撃戦。。
(映画見てるだけなんだから当たり前なんだけど)
めちゃくちゃにずっと大量に撃たれてるのに俺には弾は当たってない。
俺に弾が当たってないことに違和感があるくらいに銃撃戦ど真ん中に連れてかれました。。
で、
銃撃戦の後、
アレがああなってソレがそうなってたり
あーなってたりする光景をじっくり写します。。。
(しばらくミートソース食えません)
で、
悲しく恐ろしい弦楽器の調べが流れます。
だって悲しく恐ろしいシーンなんだもん。
その音楽を聴きながら
悲しく恐ろしい気持ちになりながらも
安心しました。
あぁこれでこのシーン終わりだなと。
ゴアシーン終了だなと、安心してました。
びっくり。
銃撃戦再開。
絶対わざとですよ。
弦楽器の音楽流したって戦争はおわんねえんだよ、と。
全員殺すために撃ってんだよ。
感動のための銃撃戦じゃねえんだよ、と。。。。
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デジタルカメラの撮影が最初は違和感ありました。
なんか家庭用のホームビデオのような映像で。
でも、だからこそ画面に映ってる人間が
現代人と地続きであることが伝わってきました。
実話を基にした映画ですからね。
ここに出てきてる人は誰かの息子であり、夫であり、父であり、おじいちゃん。
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あーもう。。動悸がおさまらない。。