ウィルヘルミナ

人狼ゲーム ビーストサイドのウィルヘルミナのネタバレレビュー・内容・結末

3.6

このレビューはネタバレを含みます

いやー、やっぱり今作は人狼ゲームシリーズの中で完成度が高いね! 土屋太鳳の演技も安定感があって安心して見れる(どうでもいいけど、土屋太鳳ってブリブリの役より、今作や累のようなクール系の方が合ってる気がする)

普通、拉致されて突然殺し合いのゲームに参加させられても、まさか本当に死ぬなんて誰も思わないから、初参加者の緊張感のない空気と、その一方で、2回目のゲームとなる人狼2人のピリピリした空気の対比が上手いなと思う。

また、村人側も人狼側も、各々の言動から矛盾点などを熟考して、いかにして生き残るか真剣さがかなり伝わるのが良かった。人狼の一人がバレた時に、提案を持ち出すのも面白い。

そして特に、ラストの土屋太鳳vs森川葵の対決は見もの…だっただけに、自分の命を犠牲にしてまで次のゲーム参加拒否を選んだのがイマイチ納得できず。それならば、これまでずっと大人しく息を潜めてた用心棒が、自分の死を決定付けられた時に見せた、人狼への攻撃=生への執着の方がリアルやなって思った。

まぁラストの選択の違和感はあったにせよ、全体的に見てかなりよく出来てる作品だと思うヨ!