このレビューはネタバレを含みます
かんぜんにグレイを支配するのは(そして物語を支配するのは)グレートマザーとしての実母と義母とミセスロビンソン
父親の存在感はほとんどなく、分裂する3人の母親(女性)像の統合に葛藤しするグレイとその嗜好(愛する女性を痛めつけることしかできない)
母性と女性への幻想と憎悪、切り裂きジャックのように
性的な断罪(実母の職業、ミセスロビンソンからの性的虐待)のトラウマから自分がドミナントになったことを正当化し、それを与えることはおかしなことではないと正当化することで自己の分裂を防いでいるのかな
フィフティシェイズ=統合できない自我が50あり、それに呑み込まれる
最後まで2人は対等になることはできない、矛盾する愛と暴力性
出会いと訣別のシーンの反復は何故?
初めはアロマンティックのリレーションシップアナーキーな話かと思ってたから結局ロマンティックラブイデオロギーな解釈で終わるのねーと思っちゃった