いつき

フィフティ・シェイズ・オブ・グレイのいつきのレビュー・感想・評価

4.0
原作を読んでみようかどうしようか…と迷っているうちに映画が公開になったので、今後も読むことはないであろうと思われる。だって・・・・原作の雰囲気は、読まなくても想像がつくから。

クリスチャン・グレイをだれが演じるかが原作ファンの間で相当議論されていたようですが、マット・ボマーだとソフトすぎ、チャーリー・ハナムだとマッチョ&ワイルドすぎるからジェイミー・ドーナンでよかったんじゃないかと。原作を知らないのにえらそうにいうな・・・って感じかもしれませんが。

あと、アナ役のダコタ・ジョンソン、私は好きです。
なんというか、清純なのかそうでないのか、色っぽいのかそうでないのか、ぎりぎり微妙な感じがすごくいい感じで。正面から見たら、本当にパパ(ドン・ジョンソン)に似てるなぁと思いつつ全身から醸し出される何ともいえない「平凡だけど平凡じゃない」オーラに惑わされそうになっておりました。

そういえば、アナは恋愛経験があまりないという設定だったのに、グレイとの駆け引きは、なんというか百戦錬磨な感じで「最近の女の子はそうなのか?」とちょっとびっくり。

この映画の(というか原作の)売り(なのか?)のロマンティックなシーンは誰かと観るには確かに気恥ずかしいものがあるんだけれども、ダコタちゃんの体当たりの演技に気恥ずかしさよりも「俳優さんって大変だなぁ」という労りの気持ちが先にたってしまった。だって、本当にお尻が赤くなってたシーンもあったし。

それはそうと、この映画にマックス・マーティーニが出ててびっくり。彼があの役をやることに、何のメリットがあったのであろうか。少なくとも、この作品だけでは意義を感じさせず。もっと活躍する場があってほしいのだけど…。
原作では活躍しているのであろうか・・・・。

全体的に、私個人的には嫌いではないです。
グレイがアナと出会ったことで何かが変わっていくんだろうなとかちょっと今後を観てみたい気がします。

それから最後に。
あのぼかしのセンスのなさにがっくり。
日本の現状では見せられないのでしかたないんだけれど、せっかくのシーンも、あのぼかしが気になって気になって落ち着かない。せめて肌の色に近づけるとか一工夫ほしかった。DVDとかBlu-rayでのリリース時には改善されていますように。
いつき

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