邦題についてレビューで指摘してくださった方々、本当に感謝です！
邦題からのイメージで観ることは無かったおかげで楽しめました。
日本の観客に観てもらう為には…とプロの人が考えたんでしょうけど。
もし問い詰めたら「感じ方の違いはあるかもしれないけど全く的外れなタイトルではない！」とかで逃げれる程度には合ってるのが余計腹立つ。
主人公が鬼塚栄吉ばりに壁やら何やら破壊するシーンが印象的だけれど話的には喪失と再生や他者との関わりの中で自分自身を見つけ出すいう普遍的で自分も好きな題材だった。
主人公がぶっ壊すことにしていく過程と再生に向かっていく説得力が弱い気がしないでもない。
でも、そこはジェイク・ギレンホールの力で納得させられる！(確かに顔がトイ・ストーリー、ウッディ感！)
個人的に彼はナイトクローラーの印象が強すぎて共感ゼロの狂気の行動をするのがハマる人だと思っていたけど、本作で見せる普通に繊細な所があるゆえに破壊していく感じが素晴らしい。
やっぱり凄い俳優。
この主人公は最初奥さんを亡くしたのに悲しめない…と自分の感情に困惑しているのだけれど、少し前ネットで読んだ記事を思い出した。
最近悲しめない男性が増えているらしいとのこと(根拠とか書いてあったのは忘れた！)
自分がショックを受けているのに悲しめない、素直に傷ついたり涙を流すことができない大人の男性が非常に増えていると…
そこからその記事の締め括りは強引に「ドライブマイカー」を勧めて終わったのだけれど、勧めるのがこの映画でも成立しそうな記事だと思った。
