妻が事故で死亡。しかし無関心すぎて全く泣けないジェイクギレンホール。同性愛に悩む少年との不思議な友情を描きつつ、様々な「破壊行為」によって自分探し自分探し。自分にとって本当に大切なものとは?全てをゼロにする再生物語。
とにかくジェイクギレンホール。まさに彼のための役所って感じの作品で、怪演してました。もちろんナオミワッツも息子役の子も最高でした。
しかし好き嫌いがかなり分かれそう。ジェイクギレンホール好きにはたまらんテイストで独特の世界観。
人間の、複雑で、こう、言葉でなんとも言い表されへん感情を絶妙に描いてます。「ダラスバイヤーズクラブ」でもそうやったけど、こーゆーの得意な監督さんなんかもね。比喩として映像で描くのは、なかなか珍しくて不思議。ここが1番「この映画なにゆーてんの?」てなる人と、この作品好きな人とで分かれるのかも。娯楽映画って感じではないし。
音楽もめちゃくちゃこだわる監督さんだけあって最高でした。もちろんMVPはFREEのMr.Bigを少年に焼いてもらってはしゃぎまくるシーン。銃で遊ぶシーンからここの流れだけ5回みました。ほんまに素敵なシーンです。
邦題よーわからんけど(ラストになるほど、ですが。。)、自分含めてなんとなくこーゆータイトルにそそられて見た人は、この作品気に入りそう。万人受けせえへんけどぜひ見てほしい作品。重いけど、自然と泣いてしまう。そんな素敵な作品でしたよ。
"You are one fucked-up kid."
"You're one fucked-up adult."