しんどかった。
私が本当にこんな感じ。興味がない。誰かに対して心配するとか、誰かを
想って泣くとかできない。
だからデイヴィスが妻が死んでも全く泣けずに、ただ物を壊していく様は、私の内面を見ているようで苦しかった。
音がすごく綺麗だったなあ。イヤホンで観てよかったと思った。
彼の心の葛藤の演技がすごく上手かった。どこも見ていない目とか。息遣い一つにしろ全部が心に刺さってくるような演技だった。
なんで邦題これにしたのかな、ぶっちゃけこの映画の本質ではないし、原題の方が私にはしっくりくる。
無性に何かを壊したくなる時って決まって虚無感も一緒にあると思う。壊したところで何も残らないし解決しないかもしれないけど、壊したかったら壊せばいい、それで壊れた残骸見ながらまた考えればいい。
私も時々、自分の部屋の本棚から本を全部掻き出してグチャグチャになった床にしゃがみこんで泣きたくなる時があります。
