ミホ

雨の日は会えない、晴れた日は君を想うのミホのレビュー・感想・評価

3.8
ディヴィスは多分人を愛するタイプの人間じゃない。
否定的な意味じゃなくって、そういうジェンダーだと思う。

でも「好き」という感情が無いわけではないので、妻のことは彼なりの好意があったと思います。

つまり、他と比較すればないに等しい程度だったかもしれないけど、彼なりに彼女を妻として愛していたんだと思いました。

妻の死をキッカケに自分を見直していくディヴィスに好感が持てました。
妙なほどガラス張りの家に住んでるなぁと思っていたら、成る程。
あの家はディヴィス自身を表していたのかも。
スカスカで脆くて、色褪せてる。

ラストシーンとっても素敵でした。てっきりあれもハンマーでぶっ壊したのかと。

ディヴィスには1から自分で作ったログハウスとかでゆっくりして欲しい感がある。

ラ・ボエーム La Bohème
カルーセルのシーンで歌われています。ラ・ボエームの意味は定住しない芸術家…的な意味だそうです。有名な歌なのでよく映画で使われてますが、実にハマっていますね。
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