このレビューはネタバレを含みます
よかった。後味が悪くなるんじゃないかなぁ(どう良くなるんだろう)と思いながら見ていた。
はじめの方、「分解してから建て直すのだ」という義父(?)の言葉で閃きを得たのかあらゆる物への分解・破壊を始めて
いくらショックな出来事を(無意識のうちに)忘れたがっているからといって極端な主人公だなあと思って見ていた。
社会生活における人間関係、もの、あらゆることを分解(破壊)していた。
しかし、それが最後には自己の気持ちへの気付きにも至り、建て直されていく。
休んでいる期間に培った(作り上げていた、しかしそれも破壊されたように見えた)人間関係が
お互いにもたらした良好な変化がそこにまだ残っていて、本当に良かった。
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主人公の悲しみは、本人も気付けないので、
それを言葉として直接、表現されることはないから比喩的?(隠喩?)なのかもしれないけど、(自分は映画の比喩的、暗示的な表現が飲み込みにくい割に)かなりわかりやすく感じた。
またみようかな