邦題からは想像もつかないほど、重く深い、死に関するテーマを扱っている。
しかし、表情豊かでクレイジーなファッションセンスを持ったルイーザが雰囲気を明るくしてくれる。彼女が歩く町並みも素敵なファンタジー映画のよう。
難病を患うウィルの意思をルイーザや家族が反発しながらも受け入れていく様に胸が苦しくなる。
ルイーザ視点で話が進行するため、彼が本当に苦しんでいる姿を我々も見ることはない｡
だからこそ、一般的な道徳感、宗教感では受け入れがたそうな結末は、かなり挑戦的であると同時に、筋が一本しっかり通っていると感服した。
