ユカートマン

世界一キライなあなたにのユカートマンのレビュー・感想・評価

世界一キライなあなたに(2015年製作の映画)
3.4
【クソ邦題注意】交通事故で首から下が動かなくなったおぼっちゃまウィリアムのもとに、いきなり無職になってしまい仕事を探してるちょっぴりおバカでお人好しのルーがヘルパーさんとして雇われる。ウィリアムは誰にも心を開かなくて初めてルーと会ったときにスティーブホーキンス博士ばりの重度障害者のふりをして初対面の彼女を驚かせる超嫌なやつだがそれでもお金が必要なルーは顔色一つ変えずに頑張って働く。働いているうちにだんだんと心を通わせあった二人だったが、ある日ウィルが安楽死を望んでいることを知ってルーは衝撃をうける…という話。

ツンデレ王子さま×ど底辺ハツラツ女子という、日本の少女漫画みたいな内容。ウィリアムがルーのことを苗字で呼んでるところとか、花より男子ともろ同じで笑ってしまった。映画で通じあうシーンがとても良かった。ウィルがフランス映画を観ようとすると、「あたし字幕の映画嫌い」って言うんだけど観てみたら面白くてそれがウィルを喜ばせ、距離を縮めるきっかけに。そのあとルーが映画館でオールアバウトマイマザー(スペイン映画)を彼氏に観ようっていうんだけど彼氏もかつてのルーと似たような反応で英語圏の人に軽くカルチャーショックを覚えた。ただ、四肢不随の彼がどうやって故意的に写真を割ったのか謎。障害者を描写するならそういうところ丁寧にしないとクレーム来るぞ。

サムクラフリンがあんな甘い顔して胸毛がジャングルブックなのでみなさん是非劇場へ足を運んで確認してみてください。
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