「生きることに勝る、死がありうるのか。」
心を閉ざした車椅子の青年とその心をそっと優しく開いてくれる女性。
じわりじわりと二人の距離が近づき、関係性が男女へと変わっていく様を微笑ましく観られて幸せでした。
最後の彼の選択は、僕にとっては悲しいが、彼にとっては幸せなんだと思う。
この世の中に、絶対的な価値はないんだねえ。
一人ひとりの中にしか、物事の価値は宿らないんだ。
だからこそ、僕らは世界を変えて進んでいけるんだろうね。
悲しいことがあったとしても。
そこに価値を見出して、彼女のように。
記念すべき100本目。