MMM

デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション 後章のMMMのネタバレレビュー・内容・結末

4.3

このレビューはネタバレを含みます

「人にとって、世界を形作るのは、世界の全てではないってこと。」

家族、恋人、友達、職場の仲間、僕らの世界を形作ってる人たちって、きっとこれくらいだよね。
*もっと大勢の人々が世界を支えてくれていることはわかりつつも。

普段当たり前すぎて、意識することはなかなかないんだけど、こうやって突きつけられると、刺さるものがあるな、、、皮肉にもね。

よその国で、よその地域で、悲劇が起こって、名も知らない誰かが死んでも、僕らの世界は平和だし、安寧だし、日常はなんの問題もなく続いていく。

どんな悲劇でも、自分ごとにならない限りは、痛くも痒くもない。

あのエンディングを観て、正直戸惑いが強くて、どう受け止めれば良いのか、困惑した。

けど、答えは単純だった。

凰蘭と門出にとって、世界を構成する最小単位は、“絶対(ふたり)”だったんだなあと。

家族や友達や大葉というスパイスが加わって、世界を構成する人数が増えても、根本的なとこは変わらないんだと思う。

それは僕たちの日常まんまだったんだよね。
凰蘭の選択は、知らず知らず無意識のうちに僕たちがしてる選択そのものだし、
あのふたりの最後の方のリアクションって、まさに僕たちの日常で。
大切な世界を形作る人や物が無事であれば、自分の世界は平和に続いていくっていうね。
物語的展開のためのヒーロー大葉が居てくれたことが全世界と観てるこっちのせめてもの救いだったなあ。

あのエンディングは、凰蘭と門出にとって(大切なもの全てを守れはしなかったという意味で)ベターエンドであり、世界にとっては(人類滅亡は回避したけど、多くの人々が亡くなった)ビターエンドで、僕にとっては最推し(ひろし)を失いつつも、善行と大切な人々を守ろうとした結果それを成し遂げた大葉が生きていてくれたという救いのあったビタースウィートなエンドでした。

前章・後章イッキ観して良かった〜!!!


追伸
中川ひろし、今度こそ君だけは幸せにしてみせるよ。

エヴァとシュタゲとドラえもんと青鬼とまどマギと、ごちゃまぜミックスなとこも良かった!!
MMM

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