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クリムゾン・ピークのみおこしのレビュー・感想・評価

クリムゾン・ピーク(2015年製作の映画)
3.5
東京コミコンが終わりましたが、友人が頑張って当ててくれたのでトム・ヒドルストン様との撮影会のチケットを手に入れ、奇跡の対面を果たしてきました。この世のものとは思えない美しさ、画面を通してでも分かるのに生でお会いしたらあまりにも素敵すぎて記憶がありません(笑)。

20世紀初頭のニューヨーク、少女イーディスの前に、イギリスから準男爵のトーマス・シャープという男が現れる。イーディスは次第に紳士的で自身の小説を賞賛する彼に惹かれていくが、彼女の父親カーターはトーマスと彼の姉ルシールの素性を知ったため2人にイギリスへ帰るように求めるが...。

ギレルモ・デル・トロ監督作品。典型的なゴシック・ホラーでとても楽しめました。映像美は言わずもがな、どこかグロテスクなのに心惹かれる印象的なシーンが盛りだくさんでした。主演のミアちゃんもこういう雰囲気の作品がぴったりですね!

トムヒ様は歴代作品の中ではロキ役に次ぐハマり役な気がしました。ミステリアスな英国紳士役だなんて、ファンのためにある夢のような設定(笑)。彼がダンスをイーディスに申し込むシーンからドキドキだったし、いちいち二人の顔が近いのでもうニヤケが止まらなかったです...(笑)。心臓に良くない!!
そしてルシール役のジェシカ・チャスティンの怪演っぷりが圧巻でした。『レベッカ』のダンヴァース夫人を彷彿とさせる、嫌〜な感じの得体の知れない貴婦人。彼女がイーディスに仕掛ける嫌がらせがもうリアルすぎて、「うわぁ...」と思わず声が漏れました(笑)。怖すぎます。
また、『キング・アーサー』ことチャーリー・ハナムもいつもと雰囲気が違ってまた良かったです。

展開も先が読めず、どこか切ないエンディングもまた素敵でした。豪華スターの美しいコスチューム・プレイを堪能できるのも眼福!
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