シルバーウィーク中に鞄を置き引きされて、奇跡的にその鞄が戻ってきたその日の夜に彼氏に捨てられ大失恋とかいうジェットコースター展開だったリアルライフ。
只今失意真っ只中の私の心に慰みを与えるべく友人か誘ってくれた実写進撃の巨人後編 えんどおぶざわーるど。
私がさ、アルミン大好きだからさ…
ところがどっこい、知将のアルミンはどこへやら。
それどころかシキシマ、シキシマ、シキシマのオンパレード。
女性客目当てのように最初から最後までシキシマ。シキシマによるシキシマのためのシキシマ映画で、ストーリーも何もあったもんじゃない。
前編で感動すらした巨人の群れも後編はほぼ皆無で、巨人化エレンたちがウルトラマンみたいなバトルを繰り広げることに終始しているため「私、特撮観にきたんだっけ」状態。
敵は巨人か?本当は壁の中にいるんじゃないのか?
原作でも大きな問題提起となっていて私はこういう展開が大好きなんだけれど、実写でもこの問題を提起しつつも、シキシマさんの中だけで盛り上がっているため観客は置いてけぼり。
ここは活かしようによってはものすごくダークで深い物語にできたはずなのにもったいない。
良かったのは音楽と、石原さとみさん演じるハンジ。
あとはもう自分に酔いまくってるシキシマさんをギャグとして笑うしかなかったような映画だった。