STK

ギヴァー 記憶を注ぐ者のSTKのネタバレレビュー・内容・結末

ギヴァー 記憶を注ぐ者(2014年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

高校時代の英語の授業の教材だったので、懐かしくなって同級生と観に行った。
映画化にあたりドラマチックにしている部分はあったけど、概ね原作通りでした。
原作を読んだ時は、英文だしSFだしで、本当に自分の解釈が正しいのか謎で、面白いかどうか以前に???という感想だった。(日本語でも読み直さなかった。)でも映画を観ていて徐々に思い出してきて、それが主人公Jonasの記憶の追体験と被る部分があって、経験の共有みたいで面白かった。
"I apologize for〜" と"I accept your apology"のくだりは、そういえば原作を読んだ時も気味悪く感じたな〜なんて思い出した。

The Giverからreceiveする記憶は、映画化ならではの迫力。映像化不可能と言われていたけど、モノクロとカラーの使い分けができるのは映像化の強みだし、分かりやすくなるし、モノクロから徐々に彩度が上がっていく演出がとても良かった。キャストも実は豪華。
原作を全く知らない状態でも見てみたかったな〜〜。思い入れがあるのを抜きにしても良作だと思うけど、圧倒的に知名度が低くて残念。公開日翌週の日曜、渋谷の劇場でガラガラだった泣。
STK

STK