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カルメンのlilyのレビュー・感想・評価

カルメン(1915年製作の映画)
3.7
弁士:澤登翠 伴奏:湯浅ジョウイチ、鈴木真紀子(敬称略)

初めてサイレント映画を弁士、伴奏付きで観ました。弁士さんいるだけでこんなに引きこまれ度が違うんだ。心掴まれた感覚だった。終わったときすぐ拍手できなかった。映像に挟まれる字幕ってすごく情報量が少ないことに気づいた。
伴奏はオペラのカルメンの曲で構成されててウキウキした。生ってすごい。

終わり方がオペラと異なっていたけど(原作小説は未読です)映画の方が納得はしやすいかも。全体的にすっきりしてて、説明くさくはないけどわかりやすかった。

ジェラルディン・ファーラー綺麗だったし表情とかが私がイメージするカルメンそのものだったけど、無声映画でわざわざオペラ歌手を起用する必要性はどこにあったんだろう。


弁士、伴奏ありきスコアだけど作品も本当に良かった。観やすいサイレント。
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