ゆきゆきて追悼のざわめき

ローマに消えた男のゆきゆきて追悼のざわめきのレビュー・感想・評価

ローマに消えた男(2013年製作の映画)
4.2
藤子・F・不二雄の短編集の読後感に似たものを感じた。ローマに消えた政治家、その替え玉として登場した政治家の兄。消えた政治家はといえばパリに住む元カノを頼り...最後、対照的な兄弟が統合されたようにも見えます。なんとも不気味で苦味のあるラスト。
全体的なテンポ感や音楽の使い方も絶妙で、ミステリアスな雰囲気が癖になるいい映画でした。