ローマに消えた男の作品情報・感想・評価・動画配信

「ローマに消えた男」に投稿された感想・評価

n

nの感想・評価

3.6

このレビューはネタバレを含みます

久々に観たけどやっぱり最高のヴァレリオ・マスタンドレア萌え映画だった。出てくる女が全員トニ・セルヴィッロに惚れてるって何なんだ……と異性愛偏向に辟易してきたところで爆弾のように投下される、男男男ののっぴきならない三角関係の破壊力たるや。「(あの人に仕える身なのに)あなたに惹かれてしまうのです……」「罪悪感を覚えているのかね?怖がらなくていいんだよ。さあおいで」って、これはこれで何なんだ。恋か。ボッティーニ君、可愛すぎるだろうが。一度ダニエルさんとも会ってみればいいのでは。
糸くず

糸くずの感想・評価

4.0
この映画に『イル・ディーヴォ 魔王と呼ばれた男』、さらにそれこそ『イル・ディーヴォ』の監督であるパオロ・ソレンティーノの新作では、イタリアの元首相ベルルスコーニを演じており、わたしにとって、「トニ・セルヴィッロ=政治家役者」という印象。

今回の彼は、パッとしない野党の党首と、破天荒な双子の兄(元は学者かつ精神病院の患者)を緩急自在で演じ分けており、表情の変化を見ているだけでも楽しい。生真面目な側近のヴァレリオ・マスタンドレアも眉間にしわを寄せた顔がよく似合っていて、ナイス・サポート。

お話も、言葉にし難いモヤモヤを吹き飛ばしてくれるヒーローを求めてしまう民衆の閉塞感を、重圧からの解放を望んで逃げ出す党首の休息とうまく絡めて描いていて、面白い。ラストの余韻もいい。

中盤の社交ダンスのシーンも素晴らしい。あんなダンスを目撃したら、誰だって愉快な気持ちになって声に出して笑いたくなるはず。
Santa

Santaの感想・評価

3.1
主役が上手いのは当然のことで、だからと言ってその演技に感嘆する気にはなれず、ストーリーが余りにもアンビリバボで、性格的に気持ち悪いキャラ達が多く、私には合わなかった。
み

みの感想・評価

3.3
学生時代に授業で見たとき、面白かったのに睡魔に襲われて途中寝てしまったので、もう一度ちゃんと見ようと思ってレンタルしたら、やっぱり眠すぎて全部見るのに10回くらいかかった。でも決してつまらない訳じゃなくて面白いんすよ。イタリア語とフランス語の響きの違いが楽しい。
ジョバンニの笑顔が印象的だった。人を食ったような態度だけどどこか憎めないような。仕事で重要な決断が必要な時にもあんな風に飄々と乗り切れたらな、と思う。
歳をとったらトニ・セルヴィッロになりたい。
でもカッコいいスーツもダンディさも髪の毛も足りないよ(´O`)。

政治家という職業のアジテーター的側面と権力故の孤独という代償を表情以外には見た目に殆ど変化の無いトニ・セルヴィッロが1人2役で演じきる。
「イル・ディーヴォ」の時とは違い躍動感のあるカリスマ性を放つ。

「語るべき言葉がない」「死にかけの鰯」と形容されたイタリア最大野党の書記長でありながら頼りないエンリコ。
そこから鮮やかすぎる弁舌と諧謔でメディアを煙に巻き、大胆なパフォーマンスで群衆心理の核心に迫る古の大カトーもかくやと思わせるジョバンニへの静かな変貌が凄い!
まるで昨日迄直線的ドリブラーだったのがいきなりワンプレー毎にファンタジーアを漂わせる華麗なクラッキに変身したかの様な独特のダイナミズムが感じられる。
ジョバンニに次第に感化されていく人々とエンリコを優しく包む周囲の人々のドラマも細やかな所も良い。

イタリアのリアリズムとフランスのエスプリの効いた確りとしながらも暈されたような印象の映画だった。
少し穿ち過ぎと感じる原題離れした邦題も結末の考えようによっては有りなのかも。
綺麗な所だし昔食わされた不味いピザ屋に復讐してやりたいからとりあえずローマに行きたい(´Д`)。
うーる

うーるの感想・評価

4.3
支持率低迷、重責の中ストレスから失踪した野党代表。彼が古い知己を頼る一方、苦肉の策で妻と秘書は彼の双子の兄/弟を替え玉に据える。演劇熱、政治熱の狂人。つーかちょっとイカれた感じの天才肌のおじさん。

いい作品。余計なことを考えず、集中してあっさり見られる映画。
ストーリーも面白かったし音楽も素敵。演説が素晴らしい。
悲しいかな、邦題はあんまりうまくはない。原題viva la libertà。ローマに消えた男じゃ、だいぶ雰囲気が違うよなぁ。

一人二役で双子を演じ分けてるのだけど、絶妙に雰囲気が違う。イタリア語とフランス語の使い分けもあって、うまく演出されてる。

最後はどっちなんだろう?そのまま考えると帰ってきて開き直ったエンリコなんだけど、エンドロールで歌声が聞こえてきてジョバンニのようにも思える。
じえり

じえりの感想・評価

3.1

このレビューはネタバレを含みます

元彼を受け入れる元カノ
娘がかわいい
戸惑いながら兄を受け入れる奥さん

で昔の写真
なんちゅ〜ビッチなんじゃい
双子不憫

このラストありのストーリー
abemathy

abemathyの感想・評価

2.5
大筋は月並みなんだけれど、静かな展開がなかなかよかった。イタリア人も政治に失望しているのかしら? 現実逃避したい人が多いのかしら?
エンドロールの曲が怖くて聴き入ってしまった。
haruka

harukaの感想・評価

4.0
急に政治家となり、人気を得た彼の発言は、その世界にいたことのなかった者ゆえの言葉であるかもしれないし、難しいよね。とても魅力的で、わたしは今あれを聞いて泣いてしまったりしたんだけど、政治家という立場になると、もうああいう風にものを見ることはできないのかもしれない。
彼が、あのスタンスを貫いてくれるなら、わたしは彼の政治が観たかったし、秘書さんもそうでしょう。あの秘書さん、魅力的すぎ、可愛すぎ。苦悩する姿がいいと思いつつ、やっぱり嬉しそうにしてると幸せになって欲しくてさ…。
作中で使われる『運命の力』、印象的でぴったりだった。
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