LiLiLi

人生は小説よりも奇なりのLiLiLiのレビュー・感想・評価

人生は小説よりも奇なり(2014年製作の映画)
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ゲイというだけで社会的マイノリティの2人。
いくら政治的に、法律として保障されるようになっても、そこには宗教や思想、周囲の目等様々な壁が立ちはだかる。

これがこの映画の大きなテーマだと思うが、それよりも私は日常で人に優しくすること、という面に受ける印象が大きかった。

悲しいことに、最後の場面で少年が涙を流していた時の気持ちが、私には痛いほどわかる。

多様な場面で居心地の悪さを感じている2人、
その中で支えとなる想い合う気持ちの強さ。
表しにくいが、こんなに場面を通していろんな感情を持って行かれたのは久々。
私の中の苦い感情も思い起こされたが、見て良かった。
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