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地下に潜む怪人のKのレビュー・感想・評価

地下に潜む怪人(2014年製作の映画)
4.3
【傾向】
謎を追い求める主人公。彼女が探していたのは世にも有名な賢者の石。数ある文書の謎を考古学で解いて行く探検映画。

【演技】5/5
全然悪くなかった。寧ろ納得する演技が多かった。
「なるほど、こういう窮地に追い込まれればこう判断するか」と。お陰で物語に引き込まれる事が出来ました。

【ストーリー】4/5
内容が濃いかと言われればそうでは無い。しかし作り込まれていて、歴史的な物を凄く活かしたストーリーになっている。錬金術と西洋の呪術、カトリックについての知識がある程度あればより楽しめると思いました。逆に言えば知識が皆無の人は訳が分からず楽しめる点も少ない。よってー1とします。

【個人的総評】4.5/5
俳優さんの演技力の高さと手持ちのカメラワークを採用した事によって非現実ながら凄いリアルな作品に仕上がっている。これがしっかりと機械を使った撮影だったならこれ程リアルな映画には仕上がっていなかった。画面酔いすると思う方も居るだろうが、どうか我慢して見て欲しい。

ただのホラーじゃない。伝承も交えたリアルなホラーが味わえる良い作品だった。先にも書いた様にある程度の知識が無いと楽しめる部分が少なくなる……が、こういう作品にもなれば致し方ない。もっと評価されて良い作品だと思いました。
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