シリーズは紆余曲折ありながらも、個人的に前作ゴーストプロトコルは完成形だと感じた。
アクション、コメディ、スパイ映画としての安定感。
今作はその前作の流れをしっかり踏襲した、順当な新作ではないか。
話の大筋はゴーストプロトコルと変わらず、
イーサンハントが追う身、追われる身となる。
IMFはまたも解体。
逆に大きく違うのは敵の強さだろうか。
今作のボスのヤバさは凄まじかった。
その分、最後の倒し方のカタルシスは大きい。
前作の不満点だった決着の付け方、今回は最高の落とし方だった。
アクションに関してはアイデアや撮り方はもちろん素晴らしかったが、
それよりトムクルーズを賞賛するしかない。
シリーズを見直していた事もあり、彼の老け具合に悲しくなったが
あいも変わらず自分の身でアクションを演じる姿は脱帽。
恥ずかしげもなく「トムクルーズが好きだ」と言える。
コメディ要素も変わらず豊富だった。
"impossible"と言われた時のニヤリ。
IMF四人がモロッコでバッタリ顔を合わせた時などなど。
特にベンジー(サイモンペグ)の活躍はファンとして大満足。
お姫様説が出るのも頷ける。
上記したようにエンターテイメント作品として、スパイ作品として
誰もが楽しめるスタイルを確立したのではないだろうか。
次作もあるらしく、まだまだ続いてほしいシリーズだ。
