ケイエム

シーヴァス 王子さまになりたかった少年と負け犬だった闘犬の物語のケイエムのレビュー・感想・評価

3.0
こんにちは!今回は初めてのトルコ映画の鑑賞となりました。

小学3~4年生の少年と闘犬の話しとなります。

クラスの学芸会、白雪姫をする事になりました。
少年は以前から心を寄せている少女がいました、その子はお姫様役に選ばれる事になったのですが、王子様は権力のある家の子に決定する…落胆す少年は学校に行かなくなりました。
そんな時、少年は闘犬の試合を観戦する事に…そこにはどれだけ殺られても立ち上がる闘犬、そして試合に負け飼い主からも捨てられた犬、少年はその犬を飼いいつか仇を打つ!と近い犬との生活が始まります。

少年と犬との出会いはよくあるストーリーで自然にハッピーエンドを予想し鑑賞してました。普通そーですよね!

これはそんな甘い単純な話ではありませんでした、子供の世界には色々な大人の事情が関係しています、少年は犬との出会いで共に強くなるのですが、闘犬でさえもお金と言う事情が絡んでしまう。このままだと心が病んでしまいそうだ…
子供らしさと成長はここにはないのか!?

兄と少年の喧嘩をするシーン、少年にどの様に説明せればあの表情や動く仕草を伝えられた?!兄を越えた男の演技に見てて眉間にシワが数本でたでしょう!

忘れてはならない闘犬の試合、これは国の違いでしょうか犬が戦う事が当たり前なのでしょう、かなり本気で殺り合いっています!様にみえるんですが…痛い!!連呼してしまいましたよ。後半のアングルは上手く調整して撮影してる様でしたけどね。
闘犬の戦うシーンと少年がキレる演技は必見!!

まとめ!人も犬もそこに生まれた事は定めであり、何も言えない闘犬の様に受け入れる強さ、それを理解する事で強く生きてゆけ!と言う事なのでしょうね。

終始、曇り模様のような映像とストーリーなので地味ですので睡眠はたっぷり取って鑑賞した方が良さそうです!

闘犬の試合にプラス0.5点です。