ドローン・オブ・ウォーのhonopon007のレビュー・感想・評価

早稲田大学大隈記念講堂での試写会にて鑑賞しました。ドローン（無人攻撃機）を利用した無機的な戦争に人間性の欠片もない怖さを感じました。ドローンをコントロールするオペレーターの精神をも蝕む、非人道的かつ一方的な正義感と都合に基づく殺戮行為が平然と行われる異常さに、近未来のテロ拡大とPTSD増加が心配になります。兵器産業に終わりのない収入をもたらす、9.11に端を発する「テロとの戦い」への疑問を投げかける作品でした。