Miho1114

わたしに会うまでの1600キロのMiho1114のレビュー・感想・評価

4.2
母親の死に耐えられず、ドラッグや男遊びに走ってしまい、元の自分に戻りたいと、長い旅路を歩く物語。

必要だと思われる荷物を背負いスタートするが、あまりの大荷物に重たいからと荷物を少しずつ捨てていき、水のない砂漠で、喉がカラカラで死にそうになりながら生きる為にもがき、嫌な思い出に吐きながらも前へと進んでいく。
世の中、沢山の物で溢れてるけど、実際は要らなくて、むしろ余分で、そんな要らないもの、汚いものをどんどん路の途中で置いて行ったり、吐き出していき、どんどんシンプルになっていく、そういう姿が印象的だった。
自然に帰るってこういうことなのかな。
Miho1114

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