TomoCham

わたしに会うまでの1600キロのTomoChamのレビュー・感想・評価

4.5
耐えがたい哀しみと苦しみを乗り越えて自分へと辿り着く為の旅路。
1600キロなんて実感が湧かない距離だけど、間違いなく私も旅に出たくなった。
後半に出てくるキツネがとても印象的だった。いわゆるガイドスピリット的な存在なんだろう。
神秘的な出会い。助けてくれる人達との繋がり、恐るべき人間との対峙。
哀しみのなかで歌を届けてくれた天使のような純真な子供。
どれもが何かに導かれる様に主人公に繋がって彼女に気付きをもたらしていく。
いずれ私にも耐えがたい哀しみはやってくるだろう。
その時はこの映画を思い出すかもしれない。 そしたら自然の力を借りに旅に出よう。
TomoCham

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