りょう

わたしに会うまでの1600キロのりょうのネタバレレビュー・内容・結末

2.3

このレビューはネタバレを含みます

人生嫌になったときに旅に出て、約3ヶ月近くを女性が1人で旅をしたことで得る精神力や体力など、それを通じて成長を感じる映画だと思いました。
メッセージ性や何かを伝えたいと言うよりは、この体験による成長、とことん1人でゴールに向かって記録を残すことが自分自身と向き合った、これからどう生きていこうか…という主人公の記録を映画にしたような。
物語における見せ場、というものはなく(主人公としては怪我や異性への恐怖、極寒と酷暑、食べ物、生き物、全てにおいてが生きるか死ぬかの大事件ですが)、淡々と進んでいくことを見ている方も心が無になりクリアになっていく感じがしました。

最後のエピローグがちょっと何を言ってるのかよくわからなかったです。でも、答えはしっかり主人公の中に残っていて、主人公が胸に残る言葉をそのまま映画で伝えたのならそれがリアルな感情なので、それはそれでいいのだろうなぁと思いました。
とりあえず、私も旅に出たくなりました。現状の外出自粛がなくなったら、こういう形で観光地ではなく大自然の旅に出てみたいと思いました。
りょう

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