ハルカ

わたしに会うまでの1600キロのハルカのネタバレレビュー・内容・結末

3.2

このレビューはネタバレを含みます

あっぱれリース・ウィザースプーン。キューティーブロンドやBlack&White とは全く違う女性を完璧に演じきっている。
母親の死をきっかけに結婚生活も破綻しドラッグに溺れ身も心も空っぽになった女性が再起をかけて1600kmの旅に出る実話。
ハイカーでも何でもない女性がPCT, Pacific Crest Trailを1人で歩き続ける。
砂漠や雪道、様々な困難も立ちはだかる。
ダラスバイヤーズクラブと同じ監督だったのは知らなかった。ジャン・マルク・ヴァレ。言われてみれば成る程と頷けるような作品には仕上がっていた。

説明不足な箇所を残したまま(例えば弟どうなったの?)終わってしまって少し残念。

何を思ったかと問われると非常に答えにくい作品。自分が経験してきていることと全く違いすぎて、わからない。当たり前か。

ただ人生のどん底に突き落とされた女性が自暴自棄になって1600km歩いてやる!と投げやりにきったスタートダッシュは最終的に"人生は困難の連続で、それを乗り越えてこそ成長し、見える世界が広がるものだ"というメッセージを残して終了する。

目先のことだけに捉われず、時には我慢や耐えること、踏ん張ること、人を頼ること、思いやること、支え合うことで、立ちはだかっていこう、といったメッセージは今の私にはとても響いた。

観賞後はさすがにボンヤリとしかわからなかったが、今冷静に考えてみるとそういうことなのかな、と思う。
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