あー

わたしに会うまでの1600キロのあーのレビュー・感想・評価

4.3
傷だらけの足。
剥がれた爪。
そこからの靴が片方転げ落ちて、
もう片方も叫びながら谷底へ放る!!

えー!!!!

山道、こっからどうするのー!!?

と、ドキドキしながら始まる。


最愛の母親の死から変わってしまったー。
ビッチな彼女が己を見つめ直そうと、
いつか母が言っていた言葉。

「美しい物の中へ身を置け」

それを実践しようと、
アメリカにおける
三大長距離自然歩道のひとつ。

パシフィック・クレスト・トレイル
(Pacific Crest Trail、略称PCT)に
挑戦する。
何ヶ月もかけて砂漠や森の中、
「モンスター」と後にあだ名された笑
とてつもないリュックを背負いながら
ひたすらに歩いていくー。

いつ辞めてもいいんだ。

ローラ・ダーンのママ役も
とっても素敵(〃ω〃)✨

孤独に歩き続ける時間は、
己を思い返す時間になるんだな。
と、現在と過去を行ったり来たり
魅せるのも、凄く良い。

何ヶ月もかかるこの旅を、
始める勇気も、あのモンスターを
背負う勇気もないけれど、
何かを成し遂げる。って凄い事だな。
と改めて感じた。

彼女が歩いている時よりも、途中にある
参加した人々がメモできるノートに
書いてきた事や出会った人達が、
また彼女自身にも返ってきているのが
凄く印象的だった。
あー

あー