むるそー

キャロルのむるそーのレビュー・感想・評価

キャロル(2015年製作の映画)
3.6
1950年代、セクシャルマイノリティへの理解が今より進んでいなかった時代のシス女性2人の同性愛を描く。

ケイト・ブランシェット演じるキャロルは既婚で子持ちだが夫の飾り物になっている現状に我慢できず離婚間際。ルーニー・マーラ演じるテレーズは結婚を望まれている彼氏が居るが彼との関係に違和感を感じている。そんな2人の出会いと別れ、そしてその先を描く。

とにかくキャロル役のケイト・ブランシェットが魔性の女すぎて、こりゃあ性別やセクシュアリティ関係なく皆惚れちまうよってなるんだけど、ルーニー・マーラの可愛い全振りの容姿もキャロルが一目惚れするのも納得。ホアキン・フェニックスの奥さんなの初めて知った。

内容としては、2人がレズビアンじゃなくてもやってる事は普通に不倫なので周りの風当たりが強いことに違和感はないし一方的な被害者でもない。でもキャロルが婚姻制度に縛られて実害を被っていることは別で、同性婚の問題以外にも変えなきゃいけない事は多いと感じる。互いの自由を奪い義務を課すだけの関係に、もう僕達若者はロマンを感じられないよ
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