2015年10月劇場鑑賞
サミュエルとコリンファースでキックアスかぁ…って感じで割とふらっと観に行ったのですが、これは本当に当たりの作品でした。
脚本がとても秀逸で、120分を超えているのですが飽きる事なく常にわくわくと観ていられる映画です。
全体としては王道をいくスパイアクションなのですが、ハリウッドのそれと違い実にスマートなのですね。
さすがマシューボーンといったところでしょうか。
お国柄なのかわかりませんが、あのバタ臭さが無いのが観ていて心地良いです。
個人的なのですが、監督が一緒にやっていたからか全体的に少しガイリッチー風味も感じられました。
随所にブラックな笑いも差し込んでいて、「威風堂々」が流れるシーンでは声を出して笑ってしまいましたよ。
こんな風に大きく笑ったのは「ハングオーバー」以来でしょうか、とにかく最高です。
R15なので多少そういった表現はあるもののグロさはまったく感じず、むしろ爽快感があるくらい異常にたくさん死人が出ます。
またアクションやバイオレンス性とは真逆のジャンルの音楽を入れてくるのですが、これが何ともマッチしておりセンスの良さも伺えます。
とにかく最初から最後までスピード感の衰えぬ作品で、色々な要素が実にうまくつながっています。 スカッとした映画が観たい人には是非おすすめします。
あと、観終わった後にオーダースーツを作りたくなっちゃいました。
