【まとめシネマ】#328
【まとめ】
* 猟奇的な爽快ゴアシーン！
* しっかりとした伏線回収
* 「最高傑作」の真意
本作は「パルプフィクション」「ジャンゴ繋がれざる者」など数々の名作を生み出しているクエンティンタランティーノ監督が描く密室ミスステリー。
タランティーノ監督作品の特徴でもある爽快感のあるゴアシーンは本作でも炸裂！
今までだと残酷に殺る理由があって、その理由をちゃんと言ってからボッコボコにするのだが、本作は突然撃ち殺して、顔が分からなくなるまでショットガンで潰す。叫び声や笑い声が混ざり合う猟奇的な空間の中にも、監督作品ならではの独特な爽快感を味わえる！
近年の監督作品の特徴でもある、物語を各エピソードに分けて描いている。
「イングロリアスバスターズ」や 「ジャンゴ繋がれざる者」などでは時系列順に並んでいて、エピソードごとに区切る手法に特別な面白さを感じなかったが、本作ではその手法ならではの伏線回収が！むしろ、この手法だから分かりやすく面白いところを伝えてくれてGOOD！
監督自身、作品にこんなコメントを残している。
「恐らく、これは俺の最高傑作と言えるだろう」
調べると、本作は監督が生み出した作品のセルフオマージュが多い作品らしい。残念ながら僕はまだタランティーノ監督作品の全てを観れていない。全て観終わり、再び本作を見直した時、「最高傑作」という言葉の真意に気づくだろう。
