このレビューはネタバレを含みます
ティム・ロスとマイケル・マドセンが出てるので、レザボア・ドッグスを思い出すのだけど、それほど面白くはなく。
種明かしの章は面白かったけど、そこに行き着くまでが冗長。タランティーノ作品でこんなに睡魔とたたかうことは今までなかった。
登場人物の関係性や背景も描かないといけないから冗長になってしまったんだろうけど、他のアプローチはなかったのかな。
観ている途中で、デイジーの顔を汚すだけ汚したいんじゃなかろうかとさえ思う。デイジーはぶん殴られ青タンができて、またぶん殴られ鼻血をだし、ぶん殴られ、歯が折れ、シチューをぶっかけられ、毒による吐血がぶっかかり、弟が頭をふきとばされ、その血肉が顔に直撃する。
仕上げが血みどろの顔のデイジーの縛首。
そしてあいかわらずえげつなく人をバンバン殺す。もはや様式美。
キャストはいいのに残念。