賞金稼ぎや連行されてる犯罪者や怪しげな旅人ら8人が雪の山小屋でお互いの腹を探りつつ巻き起こるサスペンスの話
登場人物の信用ならなさと気性の荒そうな感じから、いつタランティーノの特徴の容赦ない暴力が始まるか緊張感がありすぎて序盤から落ち着けるシーンがほとんどない。筆致がゆったりしているからこそ余計に怖い。
しかし蓋を開けてみればギャグかと見紛うぐらいの夥しい量の血と明らかにやり過ぎない殺し方にサミュエルエルジャクソンの笑い声が現実感を消失させて起きてることはこの上なく飛散でシリアスなのに笑ってしまいそうにすらなる。
とにかく元々住んでた人達が気の毒
振り返ってみると本編に全く関係ない描写も多いが、無駄な描写も映画を見ている間は今後起こる惨劇に使われるんではないかと想像させられてるしまうし、3時間近い尺も毒しかないような会話劇の面白さもあり全く長いと感じなかった。
やはりタランティーノは凄い。