ゴジラファンによる、ゴジラファンのための怪獣映画。
アメリカナイズされたゴジラなので仕方ないにせよ、放射能の設定は残しつつ核を巡る人間のエゴには言及してない点、「ゴジラは人間を守ってくれる!」みたいなご都合主義のコンセプト自体が、私個人のゴジラ観と異なりました。
初代ゴジラのオマージュシーンはリスペクトは感じるけど、完全に無駄死。その他のパートもストーリー展開がどうにも引っかかる。怪獣大暴れのカタルシスに振り切る路線はいいけれど、展開の説明不足が映画への没入を邪魔する要因になってたのでマイナスでした。
一方、怪獣にキャラ付けをしてたのはかわいかったです。(キングギドラの首に個性を持たせたのは発明。ラドンは噛ませ犬だったのでもう少し活躍してほしかった。)